Song
紅いその果実をそっともぎ取り 君のその唇はもう紅色 誰も止められない 華麗なバタフライ ここは天と地獄の境目さ さっきのその果実は知恵の実 呪われ地に満ちる人の定め だけれど気にしない 楽しくセパタクロー ここは天と地獄の境目さ 怪しく光るネオンのフィッシュと たわむれゆらぐイソギンチャクの触手 The Garden of Earthly Delights 怪しく光るネオンのフィッシュと たわむれゆらぐイソギンチャクの触手 The Garden of Earthly Delights
紅いその果実をそっともぎ取り 君のその唇はもう紅色 誰も止められない 華麗なバタフライ ここは天と地獄の境目さ さっきのその果実は知恵の実 呪われ地に満ちる人の定め だけれど気にしない 楽しくセパタクロー ここは天と地獄の境目さ 怪しく光るネオンのフィッシュと たわむれゆらぐイソギンチャクの触手 The Garden of Earthly Delights 怪しく光るネオンのフィッシュと たわむれゆらぐイソギンチャクの触手 The Garden of Earthly Delights
少し酷暑も和らいで 犬を散歩する人 子供たちの高い声 ボールはリバウンド マジックアワーの山あいは 塊の雲 誰かの家から漏れ出した ラジオのナイター中継 守りたいものは 最初からここに有るのに I Wish a Peace on Planet Earth Again I Wish a Peace on Planet Earth Again 煮干しの匂いが漂って 家路につく人 置いていかれた遊具たちが なんだか寂しそう 守りたいものは 崇高な何かじゃなくて I Wish a Peace on Planet Earth Again I Wish a Peace on Planet Earth Again I Wish a Peace on Planet Earth Again I Wish a Peace on Planet Earth Again
ドリアンモードとは、ナチュラルマイナーの6度をシャープさせた音階です。
まず普通の短音階(短調の音階)を考えます。例えば、Eから始まる短音階(Eナチュラルマイナー)は以下のようになっています。
E F# G A B C D
そして6度の音をシャープさせます(半音上げます)。
E F# G A B C# D
これがEドリアンです。6度が上がっただけのことですが、いわゆるメジャー・マイナー・あとメロディックマイナーとかハーモニックマイナーとは世界が異なります。『ドリアンモード』という世界観があるのです。
ドリアンの世界観を最大限に表現するため、モードではコード進行を希薄化します。
|Em |Em |Em |Em // こんなコード進行になる
|Em |A7 |Em |A7 // ドリアンの場合、こういう進行も
ベースがずっとEで、その上にドリアンモードの構成音を基本とした伴奏が乗るというイメージです。仮に3音以上のハーモニーを使っていても、コード(和音)というイメージではなくなります。
なお、ドリアンを求めるのに、『ドレミファソラシドをレから始める』という考え方が使われることがあります。
ドレミファソラシド // メジャー
レミファソラシドレ // ドリアン
たぶん歴史的には正しい求め方なのでしょう。リラやハープなどを弾く際、固定化されたチューニングのうち、どの音程から始めるかで雰囲気を変えるというテクニックが使われていたと思われます。でも現在の文脈でドリアンを求めたい場合は、ナチュラルマイナー -> 6度シャープのほうが早いです。
ドリアンを自分はよく使っており、数えたわけではないですが、ナチュラルマイナーより使っているのではないかと思います。
自分にとってドリアンの魅力は、6度シャープの音の『明るい濁り感』です。
長6度の音は、短3度という重要な音とぶつかります。なので濁りが生じますが、一瞬なら大丈夫です。
例えば、ギターやピアノで低いEの音を鳴らしっぱなしにしつつ、高い音域でB -> C# -> D と弾いてみると感じが出ます。
B C# D
x
x
x
E _ _
このC#の音の明るい濁り感は、ブルースのソロで長6度が出てきたときに似ていると思います。
逆に欠点というか難しい点もあって、ドリアンではCメジャー/AマイナーでいうFが使えません。
Cメジャー/AマイナーでいうFは、そこを起点にするにもよし、Cなどからつなぐもよしの万能コードなのですが、AのドリアンではFにシャープがつくので、F#m7-5に変身してしまうのです。
F#m7-5も味のあるコードですが( Sir Duke に使われています)、FやFmaj7、F6などの汎用性にはさすがに負けてしまいます。前述の通り、ドリアンではコード進行というものが希薄になるので自分は使わずになんとかごまかしています。
ドリアンを使った名曲には Miles Davis の So What 、作曲者不詳の Greensleeves などがあります。また、ゲーム音楽によく出てくるイメージがあります。自作も面白いよ!
#ドリアンモード #作曲 #dtm #milesdavis
悲しみは予感から 雨の前の匂いのよう 抗っても受け入れても 降らない雨はない
もし心乱すような言葉を聞いて 夜 暗さに驚き怯えたら いつだって電話をしてくれていいから 電話番号は 覚えてる そのはずさ もし試みだすような言葉を吐いて そのクセ ニコニコ笑いが目についたら そいつは嘘をつくようなことが 仕事 同情なんてよして 距離を取れ それでいい もし君の環境や家庭に目をつけて その弱さが 一度に変わるという そんなまじないめいた言葉を聞いたら 思い出してよ 君は君 そのままで 電話の先で僕は 何を言う たいしたことなくていい 笑えれば もし誰かが不当に富を得て 正当性が君にあるとする そいつの立場は一体どこなの 知りたいけど 距離を取れ 今すぐに
気だるい午後 購買のパン かじりつつ部室 担いだギター 汗じみヤだな スタジオは蒸すね そこで 聞いたのさ 新しい噂を ステキなペダルを 買ったって? そいつを踏んだら 世界が変わる アルミダイキャストの ハコのことだよ 開封の儀 ちょっと後で弾かせて お高いのが玉にキズ! ドアの向こうで 流れるアジカン 小休止と行こう そこで エミが言うには 部室棟の倉庫に 古臭い機材たちが 眠っている? そいつを踏んだら 世界が変わる アルミダイキャストの ハコのことだよ 開封の儀 ちょっと後で弾かせて お高いのが玉にキズ!
昔塩素のプールで 拾い集めたタブレット 砕け散ってしまったよ 感触だけが残ってる ひぐらし 鳴いた コンクリ 焼けた ビニールバッグは 着替えだけじゃなく 他にも詰まってた それを僕らは忘れて 昔屋台のかき氷 シロップ色に染まってた みんな溶けてしまったよ 頭痛とともに思い出す ひぐらし 鳴いた コンクリ 焼けた ビニールバッグは 着替えだけじゃなく 他にも詰まってた それを僕らは忘れて
昔塩素のプールで 拾い集めたタブレット 砕け散ってしまったよ 感触だけが残ってる ひぐらし 鳴いた コンクリ 焼けた ビニールバッグは 着替えだけじゃなく 他にも詰まってた それを僕らは忘れて 昔屋台のかき氷 シロップ色に染まってた みんな溶けてしまったよ 頭痛とともに思い出す ひぐらし 鳴いた コンクリ 焼けた ビニールバッグは 着替えだけじゃなく 他にも詰まってた それを僕らは忘れて
昔塩素のプールで 拾い集めたタブレット 砕け散ってしまったよ 感触だけが残ってる ひぐらし 鳴いた コンクリ 焼けた ビニールバッグは 着替えだけじゃなく 他にも詰まってた それを僕らは忘れて 昔屋台のかき氷 シロップ色に染まってた みんな溶けてしまったよ 頭痛とともに思い出す ひぐらし 鳴いた コンクリ 焼けた ビニールバッグは 着替えだけじゃなく 他にも詰まってた それを僕らは忘れて
塩混じりの風 ギラギラの波 大きなテトラポット みんなに混じれずギターを弾いた ギターは当然 ナイロン弦だから 塩っけにも負けず 陽気な音をポロポロ立てた 岩の陰で佇む フナムシたちはトコトコ 食べきれない焼きそばみたいな 日 あなたの瞳に 陽光映えて あたし連れ出して 渚へ向かう イナムラの風 古いバナナボート 大きな背中は 汗で光って滑りそうだった 少しのドキドキと さじひとつの死と 置いてきたギター 振り返っても見えやしない 渚はたいしたことない ボートの揺れも怖くない 今はあなたが本気になるのが怖い あなたの瞳に 陽光映えて あたし連れ出して 渚へ向かう
なし
ジョジョランズ(The JOJOLands)の6巻を読みました。メインチームが二手に分かれての展開が熱いですね。
さて、6巻で印象に残ったのは(パコもいるけど)、アッカの過去回想です。アッカの祖父はさらに祖先のラトラートから受け継いだ土地を失いかけていました。宝物のティントレットの絵画は実際に失いました。議員および背後のマフィアが水源の権利を狙ってあえて土地に火をつけたのです。アッカの祖父は拳銃を使って復讐を完遂します。運転していたドライバーを始末するなど呵責ないものです。
そして10年、アッカの祖父のもとにティントレットの絵画が戻ってきました。ラトラートの一族が宝物を入れておく『宝箱』の存在(性質が露伴ちゃんの短編に出てきたカバンに似ている)、ジョジョランズのマクガフィン的存在である『溶岩』が神々の山で見つかったらしいということなど、今後への伏線がありそうな回想でした。
『溶岩』や『宝箱』はジョジョランズ内での伏線ですが、この回想は『ジョジョの奇妙な冒険シリーズ』全体を揺るがせる描写でもあったように思います。ついに『受け継いだ人間』側がラスボスになったのです。
ジョジョの奇妙な冒険シリーズが『部』に分かれていることは有名です。『部』ごとにジョースターの血を引いた主人公がいて、敵の陰謀を暴くのが基本線です。特に6部では、主人公はジョースターの血統から誇りと勇気を得て強くなったと評されています。(厳密にはそう評されたのは3部主人公の承太郎ですが)
しかし6部の最後に状況が変わります。7部スティール・ボール・ランからはパラレルワールド扱いになり、血統の因縁から開放されます。7部のジョースターはジョニィですが、彼は父親から見放された身体障害者で、漆黒の意思を持つ人物です。6部の徐倫も一見父親(承太郎)と不仲ですが、作品途中で繋がりを取り戻し、ジョースターの誇りを手に入れます。
ジョニィも物語最終盤で父親と和解こそしますが、あまり重要では無いと思います。父親自体が承太郎に比べ『ちょいキャラ』すぎる、物語において重要度が低すぎるのです。
ジョニィは『受け継いだ人間』ではありませんでした。しかし、ジョニィの旅のパートナーであるジャイロ・ツェペリは代々の血統から鉄球の技術と誇りを受け継いだ人間でした。受け継いだ人間はまだ味方側にいたのです。(というか、ジャイロのほうが主人公だという節もあります)
8部ジョジョリオンにおける受け継いだ人間は『東方憲助』さんでしょう。スティール・ボール・ラン大会に出場した祖先が開いたフルーツ農園・フルーツパーラーを守り経営しており、フルーツについて自慢げに語る姿はコミカルながらも受け継いだ人間の誇りを感じさせます。憲助はバトルシーンこそ少ないですが登場人物たちへの精神的影響は大きいです。また、味方側です。
9部のアッカに至って、ついに『受け継いだ人間』が敵になったのです。アッカは今のところ頼りないですが、『受け継いだ人間』をなめてはいけません。それはジョジョ1-8部で分かっていることなのです。おそらく追い詰められたときの爆発力があるのでしょうし、それでどんどんと精神的に成長してしまうのではないかと想像します。
それに対して、ジョディオたちは『持たざるもの』であり、ついでにいえば『悪』でもあるように思います。ジョジョシリーズ的に悪とは『利益のために他人を利用する』と一言で言えると思いますが、それでいうとジョディオたちはかなり悪に近いです。悪も厄介なのは1-8部で分かっていますが……。 ジョジョランズは今まで味方にいた『受け継いだ人間』が敵に、敵にいた『悪』が味方になってしまった世界といえるでしょう。
この戦いがどうなるのか、興味津々で見守っています。
#ジョジョの奇妙な冒険 #漫画考察 #ジョジョランズ
もっと自信持ってよね ここまでこれたことに あたしなら大丈夫 一緒に世界を笑おう 緊張は分かるけど 卑下することはないよ 最後まで繋いでいよう 一緒に宇宙を創ろう あなたのキックで高く飛べる あなたのリフトでどこまでも これが最後のひと試し 悔いを残さないために 今ここで微笑んで 一緒に存在感じよう あなたのキックで高く飛べる あなたのリフトでどこまでも あなたのキックで高く飛べる あなたのリフトでどこまでも
踏切でも 君に会いたい 雑踏でも 探している 君は僕を孤独にする 投げつけたボールを 走り取りに行く まるで犬のように 公園の芝生に 隣り合っている 常夜灯が相合傘 水栽培の根のよう 徐々に絡まって 気づけば離せない 踏切でも 君に会いたい 雑踏でも 探している 君は僕を孤独にする Oh 交わしたもの 思い返す 写真を撮る 見せるために 君は僕を「僕ら」にする 砂場の城にも 夕焼けが沈む 今日は何を食べたい? 八の字巻きのケーブル 解くときのよう 今夜はすべてスムーズ ほんの合間の スマホチェックの 時間さえも 狂おしいよ 君は僕を孤独にする Oh 忘れてたよ 君は僕を 切なくする 魔法を持つ 世界でただ一人のひと 例の君の呪文が来る バリアーも破く 踏切でも 君に会いたい 雑踏でも 探している 君は僕を孤独にする Oh 交わしたもの 思い返す 写真を撮る 見せるために 君は僕を「僕ら」にする
スピッツといえば、草野正宗による暗示的な歌詞や、心地いいドラム、うねりまくるベース、寄り添うようなギターアルペジオ、そして草野マサムネの歌声が特徴ですが、作曲もまた独特のものがあります(全部やないか)。
この記事ではスピッツの楽曲のほとんどを作曲している草野正宗(作曲時のクレジット表記)の、作曲法や特徴を考えてみます。
取り入れられるものが、必ずやあるはずです。
参考にしたのは、DOREMI から出ている「スピッツ ギター弾き語り 全曲集」です。「さざなみ CD」までの楽曲が収録されており、歌詞、コード進行、メロディが掲載されています。
特に歌詞の下にコードが書かれているいわゆる「コード譜」と、普通の楽譜の両方が載っているのがありがたいところです。当時 3,800 円もしましたが、損したとは思いません。
草野正宗が書くメロディは、フレーズを上下に平行移動することが多いです。
例えば「ヒバリのこころ」の A メロ部分では、
僕が君に出会ったのは
の部分が F 音を基本に、D 音に着地で、
冬も終わりのことだった
の部分が E 音を基本に、C 音に着地しています。
つまり同じ音型のフレーズを 2 度(一音)下げて繰り返しているのです。
このフレーズの並行上下移動は、スピッツの楽曲にとても多く見られます。
「胸に咲いた黄色い花」の A メロ部分では、
月の光
の部分が F#音からの上行フレーズ
差し込む部屋
が G 音からの上行フレーズです。
今回は同じフレーズを 1 音(2 度)上げている形ですが、ただでさえ上行フレーズなのに 2 度上がるので高揚感が出ていますね。ね。
別に 1 音(2 度)である必要はなく、3 度や 4 度変えても良いです。
例えば「チェリー」の A メロ、
君を忘れない 曲がりくねった道を行く
は C 音基本のメロディ -> A 音基本のメロディです。度数でいうと短 3 度下がっています。
このように同じフレーズを使い回すことで、メロディを印象付けつつ、展開も作ることができます。
草野マサムネのボーカルと歌詞の印象のせいで、なんとなく歌謡曲っぽいイメージがありますが、スピッツのメロディは器楽的だと思っています。
器楽的の定義を整理すると(自分の中で)
鼻歌的でない
大きな音程差
アルペジオ的な動き
反復するフレーズ
などが挙げられるかと思います。
4.の反復は上の項目でも取り上げましたが、スピッツのメロディはフレーズを繰り返すことが多いです。
1.の鼻歌的というのはまた感覚的ですが、例えば、ペンタトニックスケールを適当に上下動するメロディは鼻歌的と言えます。
2.の大きな音程差は、例えば「サンシャイン」のサビです。
サンシャイン しろい
の「サンシャイン」の部分で G -> A と 短 7 度上に上がっています。「白い」の部分も C# -> B と短 7 度上で、しかも全体が上行しています。
ついでにいうと、あまりテンションノートを使わない草野正宗ですが、ここの「サンシャイン」、「白い」には 9 度のテンションが使われています。
歌いにくいと思います……。歌いにくさが逆に器楽っぽさを出しているのかもしれません。
3.のアルペジオ的な動きは、例えば「愛のことば」の A メロです。
限りある未来を 搾り取る日々から
「限りあ」の部分がアルペジオ的な動きで、F -> A -> C -> E と上行しています。Fmaj7 のコードをイメージしていると思われます(が、バックのコードは違います!)
「しぼりと」もそれに続いて、 D -> F -> A -> C と上行しています。3 度下行して繰り返しているパターンでもあります。
このように、スピッツのメロディは器楽的な要素が多く含まれています。
想像するに、草野マサムネはギターを弾きながらメロディを作っているのではないかと思いますが、それにしては「単音連打」的なメロディも多いのです。謎です。
ブルーハーツからの影響直系の「8 分音符を連打する」メロディも多いところです。
中期からはブルーハーツからの影響はあまり見られなくなりますが、それでも「8 分音符音符を連打する」メロディは生き残っています。
例えば「ヒバリのこころ」の A メロ部分です。
僕が君に出会ったのは 冬も終わりのことだった
この部分は、8 分音符で「僕が君に出会ったのは」の部分が F 音を連打し、「冬も終わりのことだった」の部分が E 音を連打しています。
スピッツの楽曲では、II7 のコードが積極的に使われています。
キーを C メジャーだと仮定すると、D7 のコードにあたり、構成音は(レ - ファ# - ラ - ド)です。
このコードにはいくつかの文脈があり、例えば「空も飛べるはず」のサビに出てくる D7 コードは、G に向かうドッペルドミナントの役割を果たしています。
C G Am | F G C | F G Em7 Am | D7 G
また、平行調のマイナーキー Am における 4 度のコードをイメージしていると思われる場合もあります。
次に挙げたのは「冷たい頬」のサビ部分です。
G E7 |Am D7 | F G | C
また、II7 はトニックの変形(トニック・ディミニッシュ)として使われることもあります。
例えば「夢じゃない」の A メロ部分です。
C G E7 Am | G D7 | F C D7 | F C D7 | G
このコード進行はよく分からないのですが、最後の D7 以外ドッペルドミナントとしての効果を持たないので、トニックの変形かなと思います。
スピッツのコード進行はシンプルだとよく言われます。
実際、そうなのですが、シンプルだけに解釈が多義的になることもまた多くあります。
例えば「プール」では A メロが C 始まり、サビが Am 始まりです。転調的な動きを挟まずにぬるっとメジャー・平行調のマイナーを行き来しています。
同様の動きは「愛のことば」でも見られます。
スピッツの楽曲がともすれば歌謡曲になりそうで微妙にロックバンドを保っているのは、一つには演奏の強度が高いことです。
しかし楽曲自体も、演奏したときの形を意識しているように思います。
半端な小節数・拍子数はこの表われであるかと。
例えば「美しい鰭」の A メロは 7/8 拍子で、B メロは 4/4 拍子です。
「うめぼし」には 2/4 拍子の半端な小節があります。
このような半端な小節数・拍子数自体が演奏の強度を高めているわけではないですが、草野正宗が演奏を意識して作曲しているのは確かだと思います。
以上、スピッツの作曲における特徴をいくつか挙げてみました。
これらの特徴を取り入れることで、作曲に新しい視点を加えることができるかもしれません。
それほど難しい技術は無いと思うので(半端な小節数・拍子数は演奏が難しいですが)、ぜひ試してみてください。
#スピッツ #作曲 #コード進行 #メロディ #草野正宗
DLなんとか2025年2期のリリースに向けた提出が終わりました 7月中には聴けるようになるのではないかと思います
吹きすさぶ中で 呆然と立ち尽くす 運命の猛威の前 無意味 無意味 こんなとき君がいれば 皮肉の一つも飛ばしたろう だけど君はいない 独力 立ち向かう ああ 雨の中 ふと 見上げてたら あの時と同じ虹だった
君にぶつけた 紫の気持ちは 今もふとした ときに蘇るよ 君の悲しそうな目 君の翳った瞳 僕は何もできずに 君は何もしなかった ただ ただ 嗚咽するほど もう いない 君のことを 思い出す 青いリグレット 届かない どんな翼も 君には 届かない 届かない 君に投げつけた 肉色の奥底 馬鹿な妄想 ニキビのように膨らむ 君の悲しそうな目 君の翳った瞳 僕は何もできずに 君は何もしなかった ただ ただ 嗚咽するほど もう いない 君のことを 思い出す 青いリグレット 届かない どんな翼も 君には 届かない 届かない
こんなにも早くに 夕立は乾いてしまう むせかえる空気と 君の汗が混ざり合う (放置された宿題) (まだ揺れてるブランコ) (金切り声のブレーキ) (広島は風のない時間) 最後まで見ててよ お日さま今日はオールナイト ネオンを浴びながら 君と踊り明かそう (子供たちは帰った) (やがて忘れる思い出を胸に) (僕らはまだ帰れない) (広島は風のない時間) こんなにも早くに 夕立は乾いてしまう むせかえる空気と 君の汗が混ざり合う 最後まで見ててよ お日さま今日はオールナイト ネオンを浴びながら 君と踊り明かそう
こんなにも早くに 夕立は乾いてしまう むせかえる空気と 君の汗が混ざり合う (放置された宿題) (まだ揺れてるブランコ) (金切り声のブレーキ) (広島は風のない時間) 最後まで見ててよ お日さま今日はオールナイト ネオンを浴びながら 君と踊り明かそう (子供たちは帰った) (やがて忘れる思い出を胸に) (僕らはまだ帰れない) (広島は風のない時間) こんなにも早くに 夕立は乾いてしまう むせかえる空気と 君の汗が混ざり合う 最後まで見ててよ お日さま今日はオールナイト ネオンを浴びながら 君と踊り明かそう